葬儀を終えて/アガサ・クリスティ 著
『葬儀を終えて』 は、ポワロ作品の中で、かなりランキング上位(私個人の)をしめる1品。
ポワロものといえば、有名どころは処女作「スタイルズ荘の怪事件」 「オリエント急行の殺人
」 「ABC殺人事件
」 「アクロイド殺し
」 辺りだろうか?!
他にも「ナイルに死す」 や「白昼の悪魔
」 も映画化されているので、知られているかな。
ただ、今あげた中には「アガサ~、そのトリックはかなり無茶!」とか「そんなに手間かけるんかいっ?!」と、 読み手次第では突っ込みたくなってしまう設定もチラホラ。
『葬儀を終えて』は、中期の本格推理作品で、「私、これ好きー!」といえる一つ。
「オリエント急行の殺人」や「アクロイド殺し
」のように、 それまでのミステリーの定義を打ち破るというような奇抜さはないが、 言ってみれば“心地よい推理劇”。
キーワードになる事は、必ず何処かで誰かが話している。ちゃんと読者に提示されているからフェアである。
物語は、ある一族の家長が死亡したところ(正確には、その葬儀当日)から始まる。
昔から仕えている忠実な執事。
豪華なゴシック洋式の建物。
上流階級の一族の相続争い。
相続する親族は皆、金に行き詰まっている。
というように、嬉しい“お約束”が目白押し♪
ただし、これを映像化するのは難しい気がする…。
理由は種明かしになってしまうからいえないので、そこは読んで「あぁ、なるほど」と確認してもらうしかないが…。
20年で人はどれだけ変わるだろうか!?が、サブテーマかな。
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