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2006年12月 7日 (木)

葬儀を終えて/アガサ・クリスティ 著

  『葬儀を終えて』 は、ポワロ作品の中で、かなりランキング上位(私個人の)をしめる1品。

  ポワロものといえば、有名どころは処女作「スタイルズ荘の怪事件」 「オリエント急行の殺人」 「ABC殺人事件」 「アクロイド殺し」 辺りだろうか?!
 他にも「ナイルに死す」 や「白昼の悪魔」 も映画化されているので、知られているかな。

  ただ、今あげた中には「アガサ~、そのトリックはかなり無茶!」とか「そんなに手間かけるんかいっ?!」と、 読み手次第では突っ込みたくなってしまう設定もチラホラ。

  『葬儀を終えて』は、中期の本格推理作品で、「私、これ好きー!」といえる一つ。

  「オリエント急行の殺人」や「アクロイド殺し」のように、 それまでのミステリーの定義を打ち破るというような奇抜さはないが、 言ってみれば“心地よい推理劇”。

  キーワードになる事は、必ず何処かで誰かが話している。ちゃんと読者に提示されているからフェアである。

  物語は、ある一族の家長が死亡したところ(正確には、その葬儀当日)から始まる。

 昔から仕えている忠実な執事。
 豪華なゴシック洋式の建物。
 上流階級の一族の相続争い。
  相続する親族は皆、金に行き詰まっている。

  というように、嬉しい“お約束”が目白押し♪

  ただし、これを映像化するのは難しい気がする…。
  理由は種明かしになってしまうからいえないので、そこは読んで「あぁ、なるほど」と確認してもらうしかないが…。
  20年で人はどれだけ変わるだろうか!?が、サブテーマかな。

葬儀を終えて
葬儀を終えて

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